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6月13日: 77歳、0→1を生み出す人生
自分の内側の声を聴き、従う
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ロッキー77
2025/06/13

「自然に生きる」とは、力を抜くことでも、何もせずに身を任せることでもありません。自分の内側の声に従って選び、行動すること。

それが、私の考える「自然体」です。

私は今年77歳になりました。世間的には引退の年齢かもしれません。しかし私はいま、ゼロから1を創る「作家業」という新しい挑戦を始めています。27歳で設計業から製麺機開発へ。36歳で麺の製造販売を始め、50歳で「麺の学校」を開校。

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その後もラーメン店やうどん店を立ち上げてきました。

いつもスタートは「ゼロ」。

けれど、やりたいという思いに自然と動かされ、結果として道が拓けました。無理はしていません。ただ、自分の「やりたい」に正直であり続けたのです。

今また、ゼロ地点に立っています。作家として、私の物語を、多くの人に届けたい。これもまた「自然に生きる」私の選択です。何歳であっても、心が動く方へ一歩踏み出す。その一歩が、新しい未来をつくっていきます。


ゼロから1を創る力、それが人生のエネルギー

「ゼロから1を創る」――それは、誰もができるわけではない挑戦です。そしてそれを、何度も人生の節目で成し遂げてきた人間がここにいます。それも機械のエンジニアから出発し、食品(麺)、料理・教育、そして文章・作家業という全く分野の異なる事に挑戦してきました。

この一貫した行動の源は、「自然体でいること」でした。周囲の評価や年齢に縛られるのではなく、自分の「やってみたい」という内なる声を信じる。それが、ゼロを1に変える推進力になってきたのです。

人生は思った以上に長く、変化に富んでいます。

しかし、多くの人が「もう遅い」「今更…」といって挑戦を諦めます。そこに必要なのは、「自然に生きる」マインドセット。つまり、自分にとって自然な選択をするということ。

歳を理由にしない、常識に縛られない。

挑戦するのに遅すぎるということは、決してありません。

そして、「ゼロから1」は、過去の経験と実績を土台にすることで、より深く、より意義あるものになります。作家としての挑戦は、新たな表現を通して、これまで培った知見を次の世代に伝える役割も担っています。

「自然に生きる」ことは、今の自分に素直でいること。そして、その素直さが、新しい扉を開く鍵になるのです。


今週の一冊

『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン著

書籍紹介と要約

人生100年時代において、これまでの「教育→仕事→引退」の3ステージ人生は通用しない。この本では、多様な選択肢と変化に満ちた時代を生き抜くために必要な視点を提案しています。

3つのテイクアウェイ

「マルチステージ」の時代が来ている

教育、仕事、引退だけでなく、学び直しや転身、創造などが繰り返される新しい人生モデルが必要。

人的資本・生産性資本・活力資本をバランスよく育てることが重要

健康、人間関係、スキルなど、多面的な資本が100年人生を支える。

主体的な人生設計が求められる

変化を前提とし、自ら選び直す力が「人生を生ききる」原動力となる。

行動チャレンジ

今週は、自分の人生の「次のステージ」を自由に描いてみましょう。年齢を外し、理想から考えることで、今の行動が変わります。

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今週の人

年齢を超えて挑戦する人――田中信夫さん(78歳)

田中信夫さんは、78歳にして動画編集とYouTube配信を始めた“現役新人クリエイター”です。定年後の生活に物足りなさを感じたことがきっかけで、孫の勧めもあり、パソコンを学び直し、動画制作を始めました。

最初はうまく操作もできず、10分の動画に3日以上かかる日も。それでも彼は、「楽しいから続けている」と笑います。機材も自己投資、編集ソフトも独学で使いこなし、今では登録者1万人を超えるチャンネルを運営中です。

驚くのはその内容。昭和の暮らしや料理、町の変遷などを、自らの体験を交えて語るスタイルが支持を集めているのです。「ただの思い出話が、今の若い人にとっての新鮮な学びになるとは思わなかった」と田中さん。

挑戦に年齢は関係ない。むしろ、人生経験があるからこそできることがある。彼の姿は、まさに「自然に生きる」姿そのもの。自分の中の情熱を信じて、一歩踏み出せば、そこに新しい世界が広がっています。


今週のアクションプラン

自分の「やってみたいこと」を書き出す

年齢や常識を横に置いて、純粋に「やってみたい」と思うことを3つ書き出してみましょう。条件や障壁を考える前に、自分の内側の声を拾い上げることが大切です。心が動いたこと、それこそが「自然体」のサインです。


読者の声・フィードバック

やり直しの一歩が、人生を変えた

読者のYさん(64歳・元営業職)からの投稿をご紹介します。

「退職後、何もすることがなくてボーッと過ごしていました。でも、ニュースレターで『ゼロから1を作る』という言葉を見て、何かが動きました。昔好きだった革細工を、もう一度やってみようと思ったんです。

最初は手も動かず、思い通りにいきませんでした。でも、毎日少しずつ続けていくうちに、形になるものが増えてきて、今では月に2回、フリーマーケットに出店できるまでに。

驚いたのは、再び『誰かに必要とされる感覚』が戻ってきたこと。自分がつくったものに対して、感謝の言葉をもらう。その小さな喜びが、生きる活力になっています。

“もう遅い”なんてありませんでした。“やってみる”という一歩があれば、人生は何度でも再起動できます。」


編集後記・今週の気づき


77歳の誕生日に見つけた「挑戦」の本質

今年77歳を迎えて、改めて感じるのは「挑戦とは、生きることそのもの」ということです。私の人生は、振り返れば常に“ゼロから1”の連続でした。

27歳の製麺機、36歳の製造業、50歳からの教育事業…。そのいずれもが、何もないところから始めた道。でも、不思議と“無理をした”という記憶はありません。ただ自然に、「次はこれをやってみたい」と思い、やってきただけです。

この感覚こそが「自然に生きる」ということだと思います。無理をしない。でも妥協もしない。

自分の中の“声”に従うことで、必要な出会いやチャンスが自然と集まってくる。

そして今、新たに挑戦するのが「作家業」です。これもまたゼロからのスタート。でも私はワクワクしています。これまでの経験、出会った人、見た風景、乗り越えてきた困難。そのすべてが、今の私の“言葉”になります。

挑戦に年齢は関係ありません。むしろ、年齢を重ねるほど、挑戦は深みを増します。だから私はこれからも、「自然に」挑戦し続けます。


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