先週は「暑さに負けない」をテーマにお届けしましたが、今週は一歩進んで「暑さに負けないで、自然に生きる」について、私の実践をお伝えします。特に今週は、朝のタンパク質を増やす効果を実感し、1週間で体重が1kg増加という嬉しい変化がありました。高齢者にとっては、夏の暑さ、冬の寒さをいかに感じなくて、快適に過ごすのが、これからの健康寿命を伸ばす大きな秘訣です。更に、季節の変わり目の熱衝撃を受けない様にするのも、重要です。それには、自分自身の身体の変化に耳を澄ませることです。身体の変化を知るのは比較的に簡単です。日々の尿の状態、便の状態、体調を常に観察することです。少しでもおかしい現象があれば、かかりつけの医者に相談します。
このような身体との対話は絶対に欠かせません。
一日の始まり:朝の階段運動で足腰強化
朝、目覚めてから最初に取り組むのは、自宅での1〜2階の階段駆け上がり運動です。短時間で足腰を鍛えることができ、特に階段を下りる時の運動効果は抜群です。
私は意識的に寝室も、仕事場の事務所も2階にしています。これにより、毎日の生活の中で自然に上がり降りを繰り返し、特別な運動時間を作らなくても足腰の筋力維持ができています。77歳になっても暑さに負けない体作りの秘訣は、このような「日常に組み込んだ自然な運動」にあると実感しています。
朝食:フルーツとタンパク質の黄金コンビ
朝食では、旬のフルーツとタンパク質の組み合わせを大切にしています。欠かさないのはバナナ半分。そして今週から意識的に増やしたのが、納豆、豆腐、ナッツ類などのタンパク質です。
以前はフルーツ主体の食事でしたが、タンパク質が足りていなかったようです。増量してから体調が明らかに良くなり、1週間で体重が1kg増加しました。これは筋肉量の増加を示す良い兆候だと感じています。
水分補給:瀬戸内レモンの自然な恵み
水分補給には、地元産の瀬戸内レモン2個をカットして、約1.5Lの瓶に入れ、炭酸水とミネラルウォーターで割ったものを1日1リッター以上飲んでいます。喉が渇いたらいつでも飲める状態にしています。この自然な水分補給法が、暑さ対策の基本となっています。瀬戸内レモン水を常用始めて、尿の状態は以前よりはるかに良くなりました。ぜひ、みなさんにもお勧めしたいテーマです。特に瀬戸内レモンをお勧めなのは、レモンの強い酸味がなく、自然で飲みやすいのです。
昼食:味噌の力で体調管理
昼食では必ず味噌汁を取り入れ、味噌、タンパク質、デンプンをバランス良く摂取しています。発酵食品である味噌の力で、腸内環境を整えながら栄養バランスを保っています。昼食もタンパク質の摂取には注力し、茹で卵、魚介タンパク、肉タンパクのバランスを取ります。夕食は出来るだけ、量を減らし、量目は昼食が中心になるようにしています。夕食の量を減らし、寝る時間よりも出来るだけ早くするのは、睡眠の質を高めるためです。
日中の集中力維持:瞑想とコーヒー、そして音楽の調和
午前中と午後のどこかで瞑想時間を取り入れています。この静かな時間は、自然との調和を感じながら心を整える大切な習慣です。
事務所では濃度の薄いアメリカンコーヒーを1日にコップ2〜3杯飲んで、脳を覚醒させています。77歳でも集中力を維持するための自然な方法として、このコーヒーが効果的です。
さらに、仕事中のリフレッシュ策として、好きな音楽をBGMのように低い音で流しています。この心地よい音楽が、集中力を保ちながらも心をリラックスさせ、長時間の作業を自然体で続けることができる環境を作り出しています。
健康への配慮:キシリトールガムへの置き換え
以前は仕事の途中でミントが効いたキャンデーを食べていましたが、歯に悪いことを考慮して全面的に取り止めました。現在はキシリトールガムに置き換えており、口の中をさっぱりさせながら歯の健康も守っています。年齢を重ねるほど、小さな習慣の見直しが大切になることを実感しています。
自然との触れ合い:林の中の散歩で心身リフレッシュ
朝と夕方、林の中での散歩は欠かしません。これは森林浴と自然とのふれあいを通じて、心身のリフレッシュに役立っています。特に私は根っ子を育てる研究をしているため、根っ子の土壌改良ができる生活を志しています。植物の根が健康な土壌で育つように、人間も自然なリズムで健康を育てることが大切だと考えています。
室内環境:28度設定の自然体生活
事務所の室温は28度Cにほぼ一定に保っています。この比較的高い温度設定でも、上は半袖の下着1枚で過ごし、環境に優しいクールビズを実践しています。室内には観葉植物を置き、自然を身近に感じられる環境作りを心がけています。
睡眠:脳の土壌改良としての質の高い休息
睡眠は「脳の土壌改良」と捉えています。9時から10時の間には就寝し、疲労回復に効果的な睡眠を確保しています。
特に意識しているのは、寝入りばなの深い睡眠とレム睡眠の時間を長くすることです。レム睡眠中に脳に溜まったごみの掃除が行われるため、この時間を大切にしています。
また、夜中のトイレ間隔を延ばす工夫により、以前は2時間に1度だったのが、現在は約4時間に1度まで改善されました。これにより、睡眠の中断が減り、より質の高い休息が取れています。
今週の実感:根っ子を大切にする生活
植物の根っ子が健康な土壌で育つように、77歳の私も自然なリズムを大切にした生活を心がけています。朝のタンパク質増量、自然の中での散歩、質の高い睡眠、そして日々の小さな運動。これらすべてが連携して、暑さに負けない体と心を作り上げているのです。
来週も、この「自然に生きる」をテーマに、新しい発見や実践をお伝えしていきます。