こんにちは。猛暑が続くこの季節、知らず知らずのうちに私たちの体は疲れをため込みがちです。エアコンの効いた室内と灼熱の屋外との温度差、冷たい飲食物の摂取、睡眠の質の低下……。こうした生活リズムの乱れが体調不良を招いています。
そんな中で注目したいのが、「台所の力」。毎日の食事は、私たちがもっとも自然に、そして確実にできるセルフケアです。今回のニュースレターでは、夏バテや熱中症を防ぎ、心身を整える“家庭の薬膳”をご紹介します。
自然の恵みに感謝しながら、日々の食卓を通じて、無理なく、でも確実に体を整えていく。そんな暮らし方を一緒に探っていきましょう。
暑さで体力を消耗し、食欲も落ちやすい夏。そんな時期こそ、身近な食材を使って、体にやさしい“食養生”を実践することが大切です。
ここで紹介するのは、特別な知識や技術を必要としない、毎日の食卓で実践できる薬膳10品です。
① 新鮮な鶏レバーの煮物 ビタミンAや鉄分が豊富で、貧血や疲労回復に効果的。体に必要な「血」を補う一品です。
② 納豆と豆腐の朝食セット 発酵食品と植物性たんぱく質の組み合わせは、腸を整え、免疫力を高めます。
③ 自家製レモン水(瀬戸内レモン+炭酸水) クエン酸による疲労回復効果に加え、爽やかな酸味でリフレッシュできます。
④ ハチミツ生姜茶 生姜の温熱作用とハチミツの殺菌作用で、体を内側から温め、夏の冷えを防ぎます。
⑤ 手作り梅干し クエン酸と塩分で熱中症予防にも有効。徳島・上板町のおばあちゃんたちの逸品は、天然の保存食でもあります。
⑥ ゆで卵+柚子味噌 手軽にタンパク質を補いながら、香りの力で食欲を刺激します。
⑦ 味噌汁(毎日一杯) 腸を温め、発酵の力で消化吸収を助ける、日本のスーパーフード。
⑧ 夏野菜+オイルの組み合わせ トマト×オリーブ油、ナス×ごま油など、脂溶性ビタミンの吸収を助ける工夫を。
⑨ 干し椎茸のだし 旨味成分と栄養を兼ね備えた、日々の料理の基礎。
⑩ 酢の物・マリネ 黒酢や柑橘で食欲増進、内臓をリフレッシュさせる副菜。
これらを意識して取り入れることで、夏の過ごし方が大きく変わります。
『医者が教える食事術 最強の教科書』牧田善二 著
この本は、食事が体調を左右するという当たり前の事実を、科学的な根拠とともにわかりやすく伝えてくれる名著です。糖質過多による疲労・老化の加速や、空腹時間の重要性など、すぐに生活に取り入れられる知識が満載。
特に注目すべきは、「たんぱく質中心の食事が健康の鍵」というメッセージ。納豆、卵、豆腐といった身近な食材こそ、体を整える基礎であるという考え方には、大いに共感を覚えます。
日々の献立に迷ったとき、手元に置いておきたい一冊です。
私は若い頃、何度も大病を経験しました。そのたびに実感したのが、「体は食べたものでできている」という当たり前の真理です。当時はコンビニもなく、食事は自然と手作りで、季節のものを食べるというのが常識でした。
今では、朝はフルーツ、納豆、豆腐、牛乳、ナッツ、生姜のハチミツ湯。昼はゆで卵と柚子味噌、鶏レバーと味噌汁。毎食後には、徳島の上板町のおばあちゃんたちが作った梅干しをいただく。それが私の毎日の習慣です。
それは、まさに「命をつなぐ習慣」なのだと感じています。
「昼食に“味噌汁+ゆで卵”の薬膳セットを」
体を温め、たんぱく質で代謝を保つ組み合わせ。特に夏バテ気味の方には、午後の活力を保つためにおすすめの一膳です。
「朝は白湯」
「昼に味噌汁」
「一日一品の発酵食品」
——これが我が家のルールです。以前は夏になると体調を崩していましたが、このシンプルな習慣を取り入れてから、格段に調子が良くなりました。
特に感じるのは、腸の調子が整ってきたこと。
冷たいものを控えるだけで、こんなに違うのかと驚いています。
忙しい毎日でも、体と向き合う時間を持てるようになりました。
「“自然とともに生きる”とは、忘れた頃に思い出すもの」
私が若かった頃、便利さや合理性よりも、“当たり前の生活”が中心でした。
コンビニも、即席食品もなかった時代。
料理は台所で一から作るもので、旬の素材を使うのが当然でした。
その後、何度も大病を経験する中で、「食べ物が自分を助けてくれる」ことを、
身をもって学びました。今では、朝食のフルーツと納豆・豆腐・ナッツ、昼のゆで卵と鶏レバー、夕食後の梅干し……それらが私にとっての“養生”です。
日々の台所こそが、もっとも確かな健康の源。便利さに溢れる時代だからこそ、もう一度“自然とともにある生活”を見直すときかもしれません。
加えて、私の若い頃には、そもそもエアコンというものがありませんでした。
同時に、今のように40度近い猛暑日が続くような気候も少なく、自然の風と工夫によって暑さを乗り切る日常でした。
つまり、今のような異常な暑さの中で生活するには、ただ健康に良い食事をとるだけでは不十分で、「室温を意識的にコントロールすること」が、夏を消耗せずに乗り切るための新しい常識になったと感じています。
体に良い習慣に加えて、賢く環境を整えること。
それが、現代の“自然療法的ライフスタイル”の真髄なのかもかもしれません。
最後に、強調したいのが、生姜のすりおろしにハチミツを使った濃い、熱いお湯です。私はコロナが始まった5年前から、このお湯を実践しています。基礎体温は確実に上がりました。以前は36度Cを割ることが多かったのですが、今は36.5度Cを割ることはまずありません。免疫力が上がった証拠です。皆さんにぜひお勧めしたい逸品です。
ただし、多くの人たちが失敗しているのは、生姜とハチミツの濃度です。私のハチミツと生姜の濃度はかなり濃いです。冬場で外が幾ら寒くても、体温が一発で上がります。もし、興味がありましたら、量をキチンと教えます。
家系の根っ子を可視化する「根っ子分析シート」と、
私自身の50年の体験と信念を綴った書籍『根っ子(仮名)』が、
クラウドファンディング・CAMPFIREにて登場します。
このプロジェクトでは、書籍とともに、
根っ子を掘り起こすためのワークシートをリターンとしてお届け予定です。
未来の子孫に何を残すか?
それを一緒に考える旅に、ぜひご参加ください。
◆2025年8月25日 クラウドファンディング開始予定
◆情報は追って更新予定です!